Q&A お腹の中で胎児の頭が上にある状態のことを逆子といいます。通常であれば、赤ちゃんは頭から産道を通り抜けるため、頭は子宮口のある下を向いた状態になりますが、逆子の場合は足やお尻が子宮口の方を向いています。逆子の状態で分娩に至りますと、赤ちゃんのお尻や足が卵膜とうまく密着していないため、赤ちゃんがまだ降りてきていない状態で破水(前期破水)してしまうことや、破水時に赤ちゃんより先にへその緒が膣内に出てしまう恐れがあるなど、様々なリスクがあります。...
判例・Q&A
Q 逆子といわれたら?
Q&A ...
Q お母さんが栄養過多(肥満)になると危険?
Q&A 一般に妊婦さんは安定期に入りつわりが落ち着くと、食欲が増してつい食べ過ぎてしまい、体重が増加してしまう傾向があります。おなかの中にいる赤ちゃんへ十分な栄養を届けるためにも大切な食事ですが、一方で急激な体重増加はお母さん・赤ちゃんの双方への身体機能に影響を及ぼす可能性が高くなります。...
Q 赤ちゃんが大きすぎる(巨大児)といわれたら?
Q&A 巨大児とは、見た目には異常がなく、また生まれたときの週数にも関係なく、出生体重が4,000g以上の赤ちゃんのことをいいます(4,500g以上の場合は超巨大児といいます)。...
Q 子宮筋腫がある妊娠は大丈夫?
Q&A 子宮筋腫は生殖年齢の女性の20~30%程度にみられる婦人科腫瘍の中でもっとも多い病態です。最近では超音波検査(エコー検査)の機械精度もあがっており、小さなものでも発見できるようになってきたため、もっとたくさんの患者がいるのではないかと考えられています。子宮筋腫とは、子宮を構成する平滑筋という筋肉の細胞が、異常増殖してできる筋肉の塊で、良性の腫瘤のことです。...
Q 甲状腺に問題があるといわれたら?
Q&A 甲状腺の病気は女性に多く、妊婦さんでも赤ちゃんに影響を生じることから問題になります。症状や所見には表れない程度の軽い甲状腺ホルモン不足の状態を「潜在性甲状腺機能異常」といいますが、健康な人の3.3%~6.1%に潜在性甲状腺機能低下症が、0.8~2.3%に潜在性甲状腺中毒症が認められるといわれています。いずれも、女性に多く、年齢が上がるにつれて増加します。自覚症状はないことがほとんどです。...
Q 頸管無力症って?
Q&A 頸管無力症とは、妊娠中に赤ちゃんをしっかりと子宮の中に保持しておくための力が足りず、臨月を迎える前に子宮頸管(子宮の入り口)が開いてきてしまう状態を指します。頸管とは子宮頸管(子宮の入り口)部分のことです。通常、子宮頸管はしっかりと固く閉じていて、陣痛が始まるまで子宮内に赤ちゃんを留めています。 しかし、頸管無力症では胎児の発育により子宮内圧が上昇する妊娠中期に至ると、強い子宮収縮といった自覚症状がないにもかかわらず、子宮口が開大して子宮頸管が短縮し、流産や早産が引き起こされてしまいます。...