産科(産婦人科)に特化した医療過誤・医療ミスの相談は現役医師・弁護士のチームにご相談を

産科医療研究ネット

運営事務所:弁護士法人富永愛法律事務所
オンライン相談OK・24時間予約受付・初回相談無料

072-682-6233 072-682-6233
受付時間 平日11時~15時

  • ホーム
  • メール
  • お電話でのお問い合わせはこちら
Home 9 カテゴリー: 判例・Q&A

判例・Q&A

Q お腹の中で死んでしまった赤ちゃんの賠償金

Q&A 出産のときの医療ミスで赤ちゃんが死産になってしまった場合、生まれて脳性麻痺が残った場合と比べて、医療ミスの程度としてはひどいのに、賠償金が少額になり数100~1000万円までの賠償額になってしまうことが多いといわれています。法律(民法)では、お腹の中の赤ちゃんは、まだ正式な「人」ではなくお母さんの体の一部と考えられているからです。...

続きを読む

判例 陣痛促進剤の慎重投与義務および急速遂娩の実施義務に違反したことにより、新生児に障害が残ったとして1億4201万3613円の損害賠償が認められた事例

判例 ①事案の概要 妊婦さんは午前7時頃に陣痛が始まり9時30分頃クリニックに入院しました。分娩が進まず、強い痛みを訴え続けていたため、医師は21時20分頃、硬膜外麻酔(無痛分娩)を開始し、21時30分頃、陣痛促進剤アトニンの投与を始めました。その後、胎児心拍数が低下したので、医師は翌日午前1時50分~4時まで酸素投与をしました。妊婦さんは午前5時10分に排臨し、午前6時30分に発露が認められ、午前8時3分に男児を自然分娩により出産しました。...

続きを読む

判例 不適切な分娩管理や不適切な蘇生措置により仮死状態で出生した新生児が低酸素脳症から死亡したとして440万円の慰謝料が認められた事例

判例 ①事案の概要 腹部の痛みを感じて出産間近と考えた妊婦さんは妊娠41週であった8月24日6時50分にクリニックに入院し、医師から子宮口の開き具合からまだ時間がかかるとのことで陣痛室で待機するよう指示されました。15時30分頃の内診で助産師からも生まれるのは午後10時頃になると告げられました。...

続きを読む

Q 陣痛誘発って?

Q&A 陣痛誘発とは、自然に陣痛が来る前に子宮収縮剤などを用いて、人工的に陣痛を開始させることで、分娩誘発ともいいます。自然の陣痛が弱いために、分娩の進行が停滞するときにも子宮収縮剤を使用し、この場合は分娩促進といいます。陣痛誘発は、経膣分娩が可能であり、陣痛が順調に来ないない場合に、人工的に陣痛を起して分娩を誘発することです。...

続きを読む

Q メトロイリンテルって?

Q&A 出産予定日を過ぎてもなかなかお産が始まらなかったり、出産予定日を決めて分娩を行ったりする場合、人工的に陣痛を起こして分娩に繋げて行きます。こうした分娩方法を誘発分娩といい、誘発分娩には様々な処置がありますが、その一つにバルーン(風船)を入れて子宮口を開く方法があります。そのとき用いられる医療器具がメトロイリンテルと呼ばれるものです。...

続きを読む

Q 赤ちゃんの通り道を広げる(頸管熟化処置)って?

Q&A 計画分娩を行う際に、赤ちゃんの通り道を人工的に広げる子宮頚管熟化処置が行われることがあります。計画分娩では入院する当日、内診を行った後、子宮口を広げるための処置としてラミナリア(海草でできている細長い綿棒のようなもの)や、メトロイリンテル(バルーン(風船)を入れて子宮口を開くもの)等の器具あります。 メトロイリンテルを最初から使用することもありますし、ラミナリア(乾燥した海藻でできた棒のような器具)や、ダイラパン(親水性ポリマーという人工素材)をまず挿入して子宮口を開く手順をとるところもあります。...

続きを読む

Q 分娩誘発って?

Q&A まだ陣痛が来ない妊婦さんに、早くお産が来るように、陣痛促進剤などを使って、人工的に陣痛がない状態から分娩へと誘導することを「分娩誘発」といいます。...

続きを読む

Q ノンストレステスト(NST)って?

Q&A ノンストレステスト(NST)とは陣痛などのストレスがない状態で行われる赤ちゃんの状態をみる検査のことです。妊娠後期になるとおなかに分娩監視装置をつけてストレスのない状態でおなかの中の赤ちゃんの様子を確認し、お母さんが出産を迎える準備ができているかどうかを見極める検査です。検査を行う時期は医療機関によって異なりますが、概ね妊娠36週以降に行われます。またこの検査はすべての妊婦さんが受けるものではなく、病院の方針や、過期妊娠、ハイリスク妊娠の場合など、医師の判断によって実施するかが決定されます。...

続きを読む

Q コントラクションテスト(CST)って?

Q&A コントラクション・ストレステスト(CST)はノンストレステスト(NST)で胎児状態が良好であると確認できなかった場合の追加検査として行われる検査です。子宮収縮剤を投与して陣痛を再現し、赤ちゃんの心拍数を観察して出産時に耐えられるかどうかを確認しる検査(収縮ストレステスト)です。...

続きを読む

Q 陣痛促進剤・アトニン—O®(オキシトシン)が必要だといわれたら?

Q&A オキシトシン製剤のアトニン—O®は、子宮の収縮を起こすための薬剤です。そのため、思ったように陣痛が起こらない場合や、陣痛は始まったが弱い場合(微弱陣痛)、様々な理由で陣痛が始まっていない時に人工的に陣痛を起こす必要がある場合などに、点滴することで陣痛を起こしたり、強くしたりする目的で使われます。適切に使えばお母さんにも、赤ちゃんにもメリットがあり、出産時に使われる重要な薬剤です。...

続きを読む

Q 分娩監視装置モニターはどのくらい巻きつけておく必要があるの?(ガイドラインCQ 「分娩監視の方法は?」)

Q&A 分娩の際には、分娩監視装置という、お母さんのお腹にマジックベルトで巻きつける装置をつけて、お腹の中にいる赤ちゃんの心拍数の変化を観察します。赤ちゃんの心拍数の変化を、陣痛の周期とともに観察して、胎児心拍数陣痛図(CTG)といわれるグラフで赤ちゃんが元気なのか、元気でないのか、苦しい状態なのかが推測できると考えられています。 分娩監視装置は、陣痛が始まって入院したとき(10分間隔になったころ:分娩第一期)に20分以上装着して、赤ちゃんの状態が正常であることを確認する必要があるといわれています。...

続きを読む

Q 陣痛促進剤 アトニンーO(オキシトシン)の合併症は?

Q&A アトニン-O(オキシトシン)は、子宮収縮薬といわれる薬の一つです。子宮の筋肉に作用して子宮を収縮させることにより、分娩を誘発したり、子宮の出血を止めたりする作用があります。 しかし、人工的に子宮を収縮する作用がある一方、子宮の収縮が強くなりすぎることなどの副作用・合併症が起こることがあります。...

続きを読む