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判例・Q&A

判例 陣痛促進剤の慎重投与義務および急速遂娩の実施義務に違反したことにより、新生児に障害が残ったとして1億4201万3613円の損害賠償が認められた事例

判例 ①事案の概要 妊婦さんは午前7時頃に陣痛が始まり9時30分頃クリニックに入院しました。分娩が進まず、強い痛みを訴え続けていたため、医師は21時20分頃、硬膜外麻酔(無痛分娩)を開始し、21時30分頃、陣痛促進剤アトニンの投与を始めました。その後、胎児心拍数が低下したので、医師は翌日午前1時50分~4時まで酸素投与をしました。妊婦さんは午前5時10分に排臨し、午前6時30分に発露が認められ、午前8時3分に男児を自然分娩により出産しました。...

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判例 不適切な分娩管理や不適切な蘇生措置により仮死状態で出生した新生児が低酸素脳症から死亡したとして440万円の慰謝料が認められた事例

判例 ①事案の概要 腹部の痛みを感じて出産間近と考えた妊婦さんは妊娠41週であった8月24日6時50分にクリニックに入院し、医師から子宮口の開き具合からまだ時間がかかるとのことで陣痛室で待機するよう指示されました。15時30分頃の内診で助産師からも生まれるのは午後10時頃になると告げられました。...

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判例 適応を欠くにもかかわらず吸引・鉗子分娩などを行った過失から児が帽状腱膜下血腫となり死亡したとして5,428万5,373円の損害賠償が認められた事例

判例 ①事案の概要 初めての妊娠38週1日で自然破水した妊婦さんは4時45分にクリニックを受診し、医師が診察、子宮口開大度は1cmで、陣痛誘発のために子宮口からバルーン(子宮の入り口を広げるための器具)が挿入されました。妊婦さんは無痛分娩は希望しないと助産師に伝えていましたが、かなり陣痛が強くなっていたので、医師から無痛分娩に切り替えるかの問いに対して、無痛分娩に変更することにし、医師は硬膜外麻酔をしました。...

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Q 陣痛誘発って?

Q&A 陣痛誘発とは、自然に陣痛が来る前に子宮収縮剤などを用いて、人工的に陣痛を開始させることで、分娩誘発ともいいます。自然の陣痛が弱いために、分娩の進行が停滞するときにも子宮収縮剤を使用し、この場合は分娩促進といいます。陣痛誘発は、経膣分娩が可能であり、陣痛が順調に来ないない場合に、人工的に陣痛を起して分娩を誘発することです。...

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Q 常位胎盤早期剥離って?

Q&A 常位胎盤早期剥離とは赤ちゃんが分娩される前に胎盤が剥がれてしまう状態をいいます。胎盤は子宮の内側にある、赤ちゃんに栄養や酸素を届ける役割を持った部分で、赤ちゃんの発育に必要不可欠なものです。普通は赤ちゃんの分娩後15~30分で子宮の壁から自然に剥がれて外に排出されます。これを後産(あとざん)いい、その言葉からも分かるように、通常は赤ちゃんが娩出されたあとに剥がれ落ちます。...

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Q 急速遂娩(きゅうそくついべん)って?

Q&A 急速遂娩とは、吸引分娩・鉗子分娩または緊急帝王切開のことです。 妊娠中または分娩経過中にお母さんや赤ちゃんに生命の危険や回復不可能なほどのダメージを残す可能性があるような異常事態が発生した時や発生すると予測されるような場合に直ちに胎児を娩出し、短時間で分娩を終了させることをいいます。これによってお母さんと赤ちゃんの命を救命し、ダメージを治療することを目的とした緊急回避手段のことをいいます。...

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Q メトロイリンテルって?

Q&A 出産予定日を過ぎてもなかなかお産が始まらなかったり、出産予定日を決めて分娩を行ったりする場合、人工的に陣痛を起こして分娩に繋げて行きます。こうした分娩方法を誘発分娩といい、誘発分娩には様々な処置がありますが、その一つにバルーン(風船)を入れて子宮口を開く方法があります。そのとき用いられる医療器具がメトロイリンテルと呼ばれるものです。...

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Q  お母さんが栄養過多(肥満)になると危険?

Q&A 一般に妊婦さんは安定期に入りつわりが落ち着くと、食欲が増してつい食べ過ぎてしまい、体重が増加してしまう傾向があります。おなかの中にいる赤ちゃんへ十分な栄養を届けるためにも大切な食事ですが、一方で急激な体重増加はお母さん・赤ちゃんの双方への身体機能に影響を及ぼす可能性が高くなります。...

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Q HELLP(ヘルプ)症候群って?

Q&A 妊娠後期になりやすい病気のひとつとしてHELLP(ヘルプ)症候群があります。HELLP症候群とは「溶血(Hemolysis)」「肝酵素の上昇(Elevated Liver enzyme)」 「血小板の減少(Low Platelet)の3つ特徴を持つ病気が生じる状態で、その3つの特徴の頭文字からつけられた名前です。...

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Q 甲状腺に問題があるといわれたら?

Q&A 甲状腺の病気は女性に多く、妊婦さんでも赤ちゃんに影響を生じることから問題になります。症状や所見には表れない程度の軽い甲状腺ホルモン不足の状態を「潜在性甲状腺機能異常」といいますが、健康な人の3.3%~6.1%に潜在性甲状腺機能低下症が、0.8~2.3%に潜在性甲状腺中毒症が認められるといわれています。いずれも、女性に多く、年齢が上がるにつれて増加します。自覚症状はないことがほとんどです。...

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Q 赤ちゃんの通り道を広げる(頸管熟化処置)って?

Q&A 計画分娩を行う際に、赤ちゃんの通り道を人工的に広げる子宮頚管熟化処置が行われることがあります。計画分娩では入院する当日、内診を行った後、子宮口を広げるための処置としてラミナリア(海草でできている細長い綿棒のようなもの)や、メトロイリンテル(バルーン(風船)を入れて子宮口を開くもの)等の器具あります。 メトロイリンテルを最初から使用することもありますし、ラミナリア(乾燥した海藻でできた棒のような器具)や、ダイラパン(親水性ポリマーという人工素材)をまず挿入して子宮口を開く手順をとるところもあります。...

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Q 赤ちゃんの人工呼吸管理って?

Q&A 赤ちゃんにとって出生は、人生最初で最大の危機といえます。それまで胎盤を通して、お母さんから受け取っていた酸素を、自分で呼吸することによって、酸素を自分自身で取り込まなければならなくなるからです。この呼吸(胎盤循環から肺循環へ)の切替がうまくできないと最悪の場合、死んでしまうことになります。生まれたばかりの赤ちゃんのうち10%は自発呼吸開始のために刺激を必要とし、3%は人工的なバッグマスクによる陽圧呼吸を必要とします。...

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Q 赤ちゃんが黄色い(新生児黄疸(おうだん))?

Q&A 生後間もない赤ちゃんの多くには、一時的に皮膚や白目が黄色味を帯びる黄疸(おうだん)の症状が表れます。これは体内のビリルビンと呼ばれる色素の数値が上昇して皮膚の色が黄色くなるためです。一般的な新生児の黄疸を「生理的黄疸」といいます。これは赤ちゃんがお母さんのお腹の中から娩出され、お腹の外の環境に適応するための生理的な現象で特に治療する必要のないものです。...

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Q アプガースコアって?

Q&A アプガースコアは、出生時の新生児の心肺系および神経系の状態を評価し、新生児仮死の有無を判断するための目安になるスケールです。新生児仮死は出生時に呼吸循環不全を呈する症候群ですが、気道確保や保温などの適切な管理が行われないと、新生児の生命予後や神経発達障害などが発現することがあります。新生児仮死の徴候を速やかにとらえられるよう、アプガースコアは、全国的に広く用いられている指標です。...

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Q 吸引分娩って?

Q&A 吸引分娩とは出産のときに赤ちゃんの頭に柔らかなカップを吸い当てて赤ちゃんを娩出する出産方法です。吸引分娩には、吸引カップという器具を用いますが、吸引カップには、金属製のカップとプラスチック製のソフトカップの2種類があり、それぞれに様々なサイズがあります。状況によってどのカップにするのかを医師が決め、これにチューブと吸引機を接続して使用します。現在の日本では、ソフトカップを使っているところがほとんどです。...

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Q ノンストレステスト(NST)って?

Q&A ノンストレステスト(NST)とは陣痛などのストレスがない状態で行われる赤ちゃんの状態をみる検査のことです。妊娠後期になるとおなかに分娩監視装置をつけてストレスのない状態でおなかの中の赤ちゃんの様子を確認し、お母さんが出産を迎える準備ができているかどうかを見極める検査です。検査を行う時期は医療機関によって異なりますが、概ね妊娠36週以降に行われます。またこの検査はすべての妊婦さんが受けるものではなく、病院の方針や、過期妊娠、ハイリスク妊娠の場合など、医師の判断によって実施するかが決定されます。...

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Q コントラクションテスト(CST)って?

Q&A コントラクション・ストレステスト(CST)はノンストレステスト(NST)で胎児状態が良好であると確認できなかった場合の追加検査として行われる検査です。子宮収縮剤を投与して陣痛を再現し、赤ちゃんの心拍数を観察して出産時に耐えられるかどうかを確認しる検査(収縮ストレステスト)です。...

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Q 赤ちゃんの呼吸が苦しそう(新生児呼吸窮迫症候群)

Q&A 赤ちゃんが1分間に行う呼吸数は大人より多く、40~50回といわれています。大人は通常15~20回ぐらいですので、大人よりも呼吸が速いからといって心配する必要はありません。生まれたての赤ちゃんは口で呼吸をすることが上手ではありませんので、鼻だけで呼吸をしています。 また腹式呼吸で息をしていますので、お腹が上下しているのが赤ちゃんの正常な呼吸です。...

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Q K2シロップはなぜ飲ませる必要があるの?

Q&A ケイツーシロップ(ビタミンK2シロップ剤)は赤ちゃんに起こりやすい出血を防ぐためのお薬です。 血管が傷ついたとき時、出血を止めるためには、血液を固めるために必要な物質である「ビタミンK」が不可欠です。大人は大腸の中にいる腸内細菌が作ったビタミンKが利用されるので、ビタミンK欠乏症になることはめったにありません。...

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Q 陣痛促進剤・アトニン—O®(オキシトシン)が必要だといわれたら?

Q&A オキシトシン製剤のアトニン—O®は、子宮の収縮を起こすための薬剤です。そのため、思ったように陣痛が起こらない場合や、陣痛は始まったが弱い場合(微弱陣痛)、様々な理由で陣痛が始まっていない時に人工的に陣痛を起こす必要がある場合などに、点滴することで陣痛を起こしたり、強くしたりする目的で使われます。適切に使えばお母さんにも、赤ちゃんにもメリットがあり、出産時に使われる重要な薬剤です。...

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Q 分娩監視装置モニターはどのくらい巻きつけておく必要があるの?(ガイドラインCQ 「分娩監視の方法は?」)

Q&A 分娩の際には、分娩監視装置という、お母さんのお腹にマジックベルトで巻きつける装置をつけて、お腹の中にいる赤ちゃんの心拍数の変化を観察します。赤ちゃんの心拍数の変化を、陣痛の周期とともに観察して、胎児心拍数陣痛図(CTG)といわれるグラフで赤ちゃんが元気なのか、元気でないのか、苦しい状態なのかが推測できると考えられています。 分娩監視装置は、陣痛が始まって入院したとき(10分間隔になったころ:分娩第一期)に20分以上装着して、赤ちゃんの状態が正常であることを確認する必要があるといわれています。...

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Q 陣痛促進剤 アトニンーO(オキシトシン)の合併症は?

Q&A アトニン-O(オキシトシン)は、子宮収縮薬といわれる薬の一つです。子宮の筋肉に作用して子宮を収縮させることにより、分娩を誘発したり、子宮の出血を止めたりする作用があります。 しかし、人工的に子宮を収縮する作用がある一方、子宮の収縮が強くなりすぎることなどの副作用・合併症が起こることがあります。...

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