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判例・Q&A

判例 陣痛促進剤の慎重投与義務および急速遂娩の実施義務に違反したことにより、新生児に障害が残ったとして1億4201万3613円の損害賠償が認められた事例

判例 ①事案の概要 妊婦さんは午前7時頃に陣痛が始まり9時30分頃クリニックに入院しました。分娩が進まず、強い痛みを訴え続けていたため、医師は21時20分頃、硬膜外麻酔(無痛分娩)を開始し、21時30分頃、陣痛促進剤アトニンの投与を始めました。その後、胎児心拍数が低下したので、医師は翌日午前1時50分~4時まで酸素投与をしました。妊婦さんは午前5時10分に排臨し、午前6時30分に発露が認められ、午前8時3分に男児を自然分娩により出産しました。...

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判例 適応を欠くにもかかわらず吸引・鉗子分娩などを行った過失から児が帽状腱膜下血腫となり死亡したとして5,428万5,373円の損害賠償が認められた事例

判例 ①事案の概要 初めての妊娠38週1日で自然破水した妊婦さんは4時45分にクリニックを受診し、医師が診察、子宮口開大度は1cmで、陣痛誘発のために子宮口からバルーン(子宮の入り口を広げるための器具)が挿入されました。妊婦さんは無痛分娩は希望しないと助産師に伝えていましたが、かなり陣痛が強くなっていたので、医師から無痛分娩に切り替えるかの問いに対して、無痛分娩に変更することにし、医師は硬膜外麻酔をしました。...

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Q 赤ちゃんの人工呼吸管理って?

Q&A 赤ちゃんにとって出生は、人生最初で最大の危機といえます。それまで胎盤を通して、お母さんから受け取っていた酸素を、自分で呼吸することによって、酸素を自分自身で取り込まなければならなくなるからです。この呼吸(胎盤循環から肺循環へ)の切替がうまくできないと最悪の場合、死んでしまうことになります。生まれたばかりの赤ちゃんのうち10%は自発呼吸開始のために刺激を必要とし、3%は人工的なバッグマスクによる陽圧呼吸を必要とします。...

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Q アプガースコアって?

Q&A アプガースコアは、出生時の新生児の心肺系および神経系の状態を評価し、新生児仮死の有無を判断するための目安になるスケールです。新生児仮死は出生時に呼吸循環不全を呈する症候群ですが、気道確保や保温などの適切な管理が行われないと、新生児の生命予後や神経発達障害などが発現することがあります。新生児仮死の徴候を速やかにとらえられるよう、アプガースコアは、全国的に広く用いられている指標です。...

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