よくある質問
医療法律相談Q&A
わからないことや疑問に感じたことがございましたら、こちらのページをご覧ください。
〈示談交渉のとき〉着手金なし(完全成功報酬制)のメリット・デメリットは何ですか?
メリット
費用負担なく、カルテの調査や勝敗の見込みの検討を依頼することができます。
当事務所では、交渉の前段階として、必ず医師によるカルテ検討を行うため、カルテ調査費用を別途お支払いいただくことはありません。
依頼者としては、交渉ができるのかどうかを検討する時に、経済的負担なく始めることができるため、無駄なお金を支出するリスクが小さくなります。仮に交渉がうまくいかず、結果が出なかった場合も弁護士費用の負担はありません。
カルテを検討しながら、相手への通知書(賠償を求めるお手紙)を作成するためには、医学文献・判例の調査なども行うため、通常50~100時間程度かかります。
完全成功報酬制の場合、その際の費用はかかりません(0円です)。
交渉開始時には、示談ができるかどうか、賠償をしてもらえるかどうか、弁護士が検討しても確実にはわかりません。そのリスク(金銭的負担)がないのがメリットです。
デメリット
案件の難易度や見通しによっては対応できないケースがあります。
相手方が話し合い(示談)にスムーズに応じた場合、弁護士に支払う報酬が、着手金ありの場合に比べると高い傾向となります。
そのため、相手方がすでに「賠償したい」と申し入れをしてきている場合には、着手金ありの契約にした方が良いです。
ただし、病院の医師から謝罪があった場合には、注意が必要です。医師が謝っているのに、後になって病院の経営者(理事長など)や保険会社からは、「ミスはない」「責任はない」等、賠償には応じられないとの回答が返ってくることが少なくありません。
そのような場合に、「着手金あり/なし」のいずれを選択するかは、十分検討する必要があります。
着手金ありの場合
示談不成立や相手方が賠償しないと回答してきたときに返金はありません。そのため、依頼者の費用負担が赤字になってしまうリスクがあります。
 
        

