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未熟児無呼吸発作

生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力が弱く、体のつくりも未熟なため、様々な病気にかかりやすいです。
また、生まれるまでの過程においても病気を発症することがあります。
ここでは、赤ちゃんに起きる、重症化すると危険な症状や、脳性まひにつながる可能性のある病気を中心に紹介します。

未熟児無呼吸発作

どんな病気?

未熟児無呼吸発作とは、在胎37週未満で生まれた赤ちゃんが、20秒以上呼吸を停止してしまうことをいいます。また、20秒未満でも徐脈(脈が遅くなること)やチアノーゼを伴う場合も無呼吸発作とされます。
無呼吸発作は早産児の約25%、4人に1人の割合でみられ、お腹の中にいる週数が短いほどそのリスクは高くなります。
早産ではない新生児にも無呼吸発作は起こることがあります。

なぜ起きるの?

早産により、脳の呼吸を制御する部分が未成熟なことで起こるといわれています。
その他にも感染症、低血糖などが挙げられます。
正産期で生まれた赤ちゃんを含め、脳の異常や頭蓋内出血、先天性疾患が無呼吸発作の原因となっている場合があり、原因がわかればそれに対しての治療も同時に行われます。

どんな治療を
するの?

赤ちゃんの足底などを刺激することで呼吸を促します。ほとんどの場合は刺激に反応して改善することが多いでが、呼吸がうまく戻らない場合はバッグバルブマスク(手動で強制的に空気を送る方法)による換気を行います。
呼吸中枢を刺激する目的でカフェインの投与が行われることもあります。


重症でなければ、後遺症が残ることはほとんどなく、早産以外に原因がない場合は生後数週間で体の成長とともに改善します。無呼吸発作が頻繁に起こる、長期間続く、一回の発作時間が長いといった場合には他に原因が隠れている可能性があるため注意が必要です。

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